広島・羽月隆太郎内野手(24)が24日、原点回帰で技術向上を図ることを誓った。年明けは母校・神村学園(鹿児島県いちき串木野市)で始動すると明かし、外野守備にも挑戦しながらキャンプに備える。 今年は年明けにソフトバンク・周東らとの合同自主ト…

 広島・羽月隆太郎内野手(24)が24日、原点回帰で技術向上を図ることを誓った。年明けは母校・神村学園(鹿児島県いちき串木野市)で始動すると明かし、外野守備にも挑戦しながらキャンプに備える。

 今年は年明けにソフトバンク・周東らとの合同自主トレに参加したが、今月上旬に周東が左膝を手術したこともあって2年連続のタッグは見送ることになった。それでも「自分の時間というか、課題の練習をやってキャンプを迎えられたら」と鼻息を荒くする。

 今月は秋季キャンプに帯同せず、広島で調整。藤井ヘッドコーチからは外野守備の準備もしておくよう指令を受けた。「メインは内野だと思っているけど、代走で出場して途中から守りに就くとなると外野もやっていた方が幅が広がる」と、22年以来となる外野での公式戦出場も見据える。母校での自主トレはプロ入り初。初心を思い返し、汗を流していく。

 今季は53試合に出場。12盗塁を記録したが、代走の切り札に甘んじる気持ちはない。「来季7年目の危機感というか。このまま代走とかで終わってしまうのか、ここからもう一回ギアを上げていけるか。踏ん張りどころですね。高校の同級生もたくさんいるので、頑張ってきます」。思い出の母校で己と向き合って、戦闘態勢を整えていく。