第75回チャレンジカップ・G3は30日、京都競馬場の芝2000メートルで行われる。 面白そうなのがダノンエアズロック(牡3歳、美浦・堀宣行厩舎、父モーリス)だ。瞬発力勝負になった前走の毎日王冠は、勝ち馬から0秒3差の6着なら悪くない。加速…

 第75回チャレンジカップ・G3は30日、京都競馬場の芝2000メートルで行われる。

 面白そうなのがダノンエアズロック(牡3歳、美浦・堀宣行厩舎、父モーリス)だ。瞬発力勝負になった前走の毎日王冠は、勝ち馬から0秒3差の6着なら悪くない。加速に時間がかかるタイプで、エンジンがかかったゴール前は勝ち馬と遜色ない伸びだった。内回りコースでも早めに動くことができれば、十分にチャンスがありそう。

 エピファニー(牡5歳、美浦・宮田敬介厩舎、父エピファネイア)は小倉大賞典を勝ち、中京記念でも2着。G3なら能力上位の存在だ。近走同様に、中間も1週前から栗東トレセンに滞在し、調整は万全だ。

 長期休み明けの実績馬もスタンバイしている。22年の有馬記念2着馬ボルドグフーシュ(牡5歳、栗東・宮本博厩舎、父スクリーンヒーロー)はここ2週、本来の動きを取り戻してきた感じがある。やや距離不足の印象は否めないが、G1で上位争いをした地力に期待したい。

 昨年の七夕賞を勝ったセイウンハーデス(牡5歳、栗東・橋口慎介厩舎、父シルバーステート)は幸英明騎手が乗った1週前追い切りで好タイム。こちらも長期休養明けだが、ポテンシャルは高いだけに軽視はできない。