【ブンデスリーガ】シュトゥットガルト 2-0 ボーフム(日本時間11月23日/MHPアレーナ)【映像】理不尽すぎる「内巻きスーパーシュート」の瞬間 ほとんど“決まるはずのない”衝撃のゴラッソだった。シュトゥットガルトのMFクリス・フューリッ…
【ブンデスリーガ】シュトゥットガルト 2-0 ボーフム(日本時間11月23日/MHPアレーナ)
ほとんど“決まるはずのない”衝撃のゴラッソだった。シュトゥットガルトのMFクリス・フューリッヒが中央左から放ったシュートは、鋭い弧を描きながらゴール右隅へと突き刺さった。このフィニッシュが決まる確率はなんと「3%」で、素晴らしいゴールにはファンも大きな盛り上がりを見せていた。
注目のシーンは、シュトゥットガルトがホームにボーフムを迎えたブンデスリーガ第11節の53分のことだった。なかなか決定機を作れずスコアを動かせない展開の中、ようやくその時が訪れた。自陣右サイドから送られたサイドを変えるロングフィードを、左サイドのヒューリッヒは巧みなトラップで足元に収めると、自らゴールを狙いに向かった。
わずかに縦に運んだ後、鋭く内側へと切り返して右足を一閃。カバーリングに入ったボーフムのDFティム・オーマンが慌ててスライディングするその身体の上を通過したボールは、次の瞬間、ゴール右隅へと突き刺さった。
ボーフムのGKパトリック・ドレヴェスも果敢に飛び跳ねて腕を伸ばしたものの、触れることができなかった。それもそのはずだ。リプレイ映像を見ると、インフロントで蹴り込まれたインカーブシュートは当初、ゴールの枠を外れるような軌道からグイッと内側に曲がってネットへと吸い込まれているため、GKにとっては完全に“ノーチャンス”だった。
この試合で現役選手を引退後、ABEMAで初の解説を務めた細貝萌氏も、このゴールには「うまい!」と唸った後、「自分から仕掛けていくので守備側としてもすごくやりにくいし、シュートは素晴らしい」と伝え、さらには「この角度から決めてくれるのはチームからすると助かる。その一言ですね」と続けた。
実際にこのシュートは、ブンデスリーガ公式が発表している過去のデータを参照して導き出される『Goal probability』(ゴールが決まる確率)によると、その数値はわずか「3%」という難易度の高さだったのだ。それだけ“決まるはずのない”ゴラッソだったこともあり、ABEMA視聴者も「いいシュートやなー」「まじかw」「それ入っちゃうんや」「すげー外から」「すげー巻いてるな」「理不尽すぎるゴラッソ」「すんげーの決めてきた」と大興奮の様子だった。
シュトゥットガルトはその後、78分にも追加点を決めてボーフムを撃破。日本人DFのチェイス・アンリも85分からピッチに立ち、終盤の相手の猛攻を防ぐ活躍を見せ勝点3の獲得に貢献した。
(ABEMA/ブンデスリーガ)