陸上女子1万メートルで日本歴代3位の30分45秒21の学生記録を持つ不破聖衣来(拓大)が来春、実業団の三井住友海上に進むことが24日、関係者への取材で分かった。 不破は故障が続いて2022年秋を最後にレースから離れていたが、今年4月の競技…

 陸上女子1万メートルで日本歴代3位の30分45秒21の学生記録を持つ不破聖衣来(拓大)が来春、実業団の三井住友海上に進むことが24日、関係者への取材で分かった。

 不破は故障が続いて2022年秋を最後にレースから離れていたが、今年4月の競技会で男女5000メートルに出場して復帰。9月の日本学生対校選手権では女子1万メートルで7位だった。10月末の全日本大学女子駅伝では各校の主力が集まる5区(9・2キロ)を走り、30分20秒で区間7位だった。

 三井住友海上はこの日行われた全日本実業団対抗女子駅伝で13位。テレビ中継で解説を務めた2000年シドニー五輪金メダリストの高橋尚子さんが中継中、三井住友海上のアンカーがゴールした直後に「来年は大学で活躍している不破聖衣来選手も加入するので、また新星になって生まれ変わって、きっとクイーンズエイト(8位以内のシード)に潜り込んで来るんじゃないかと思います」と話し、不破の進路を明かす場面もあった。