ジャパンC(8着)でラストランとなったディープインパクト産駒のG1・6勝馬オーギュストロダン(牡4歳、アイルランド・Aオブライエン厩舎)の引退お披露目式が、17時半から東京競馬場の芝コースで行われた。 約1万5000人のファンが見守るなか…

 ジャパンC(8着)でラストランとなったディープインパクト産駒のG1・6勝馬オーギュストロダン(牡4歳、アイルランド・Aオブライエン厩舎)の引退お披露目式が、17時半から東京競馬場の芝コースで行われた。

 約1万5000人のファンが見守るなか、厩務員に引かれ、ゆっくりと登場。450キロ台の小柄な馬体としなやかな動きは父をほうふつとさせ、漆黒の皮膚は祖父サンデーサイレンスの血を感じせた。

 ウィナーズサークルでは関係者のインタビューも行われ、G1・400勝トレーナーのAオブライエン調教師は「素晴らしい3年間だった。日本でラストランを走らせる夢がかなって、皆様に感謝したい」と、謝辞を述べた。

 主戦を務めたライアン・ムーア騎手は「私が初めて乗ったときから(英)ダービーを勝つと確信していた。最初からモノが違い、すごくディープインパクト産駒らしい馬だった。私が乗ったなかで最強の馬はオーギュストロダンです」とキッパリ。G1・200勝を挙げ、ロンジン・ワールドベストジョッキーにも4度選ばれた名手は、最大限の賛辞を送った。