慶大・清原正吾内野手(4年=慶応)が野球をやめる決断をしたことが24日、分かった。独立リーグなど9球団が慶大側にオファーしていたものの、この日朝、清原の「別の道に進みます」との結論を受け、堀井哲也監督(62)が各球団に断りの電話を入れた。9…
慶大・清原正吾内野手(4年=慶応)が野球をやめる決断をしたことが24日、分かった。
独立リーグなど9球団が慶大側にオファーしていたものの、この日朝、清原の「別の道に進みます」との結論を受け、堀井哲也監督(62)が各球団に断りの電話を入れた。
9球団の中でも特に熱烈に獲得を願っていた球団の1つがBCリーグ・栃木だ。元ロッテの山下徳人新監督(59)は「残念ながら、です。残念です」と声を落とした。
簑島(和歌山)時代には清原の父、当時PL学園の清原和博選手と練習試合で“4番対決”もした間柄。「右打者であれだけのものを持った大学生はなかなかいないです」と高く評価していたものの、熱い思いは実らなかった。
NPB球団で編成職を務めた経験もある。「球団のその時々のニーズもあると思うので一概には言えませんが、私がもしその立場だったら(獲得を)推していたかもしれません」とし、早慶戦でも超満員の中でひっそりと視察していた。
清原は今後、一般就職など別の道を目指す。山下新監督は若者の決断を応援しながらも「もしかしたら一度やめて、時間をおいて、また野球をやりたくなることもあるかもしれません。そうしましたら、ぜひお待ちしています」と添えた。【金子真仁】