「スケートボード・ストリートリーグ(SLS)」(23日、有明アリーナ) ストリートの世界最高峰プロツアーが行われ、男子で五輪2連覇中の堀米雄斗(25)=三井住友DSアセットマネジメント=が地元・江東区でパリ五輪初の試合に臨み、合計36・3…
「スケートボード・ストリートリーグ(SLS)」(23日、有明アリーナ)
ストリートの世界最高峰プロツアーが行われ、男子で五輪2連覇中の堀米雄斗(25)=三井住友DSアセットマネジメント=が地元・江東区でパリ五輪初の試合に臨み、合計36・3点で2位だった。パリ五輪4位の白井空良(ムラサキスポーツ)がが合計36・8点で優勝した。
堀米はラン1本目で9・0点を出して、全6選手を終えて白井に次ぐ2位スタート。ラン2本目で9・3点の高得点を出し、1位に浮上して前半を終えた。
ベストトリックでは1本目で8・7点、2本目で9・0点。順位は2位に下げたが、3本目は9・3点を出して再びトップに立った。4本目はスコアを伸ばせず、最終5本目は白井に次ぐ2位で迎えた。緊張の1本となったが、これを成功させられずに2位で終えた。
凱旋(がいせん)試合で惜しくも優勝を逃したが、充実感もあった。「地元で本当に特別な場所。家族や友達もファンの人たちもスケートを生で見られる特別な機会。そんな中でまた滑れたことがうれしい」。会場には五輪王者を一目見ようと大勢のファンが詰めかけ、サインも求められていた。
逆転優勝とはならず「(4本目以降)トリックがちょっとまとまらなかった」と反省点もあるが、「すごくいい大会だった」と総括。「こんな多くの人たちが来ている中で自分のスケートができたのがすごくうれしい」と収穫もある大会となった。
女子はパリ五輪銀メダルの赤間凛音(りず)が2位、同金メダルの吉沢恋(ここ)=ACT SB STORE=が3位。優勝はライッサ・レアウ(ブラジル)だった。