東海高校駅伝大会(男子7区間42キロ、女子5区間21・0975キロ)が24日、岐阜県山県市四国山香りの森公園周辺特設コースで行われる。男女とも各県上位6校が参加。県2位の藤枝明誠がエースの木村隆晴(3年)を中心に、2年ぶり都大路の切符を狙…
東海高校駅伝大会(男子7区間42キロ、女子5区間21・0975キロ)が24日、岐阜県山県市四国山香りの森公園周辺特設コースで行われる。男女とも各県上位6校が参加。県2位の藤枝明誠がエースの木村隆晴(3年)を中心に、2年ぶり都大路の切符を狙う。
明誠の木村が、主力の集う1区での快走を誓った。県大会では惜しくも浜松日体に敗れて2位に終わったが、最長10キロの1区で区間賞を獲得。「エースとして東海でも1位でつなぎたい」と、拳を握りしめた。
都大路のチャンスは残っている。今大会から全国出場枠が増えた。これまで記念回だけブロック大会の各県1位校を除く最上位校に与えられた全国切符が、今年から「地区代表枠」として常設。愛知の豊川、三重の伊賀白鳳などライバル校がひしめくが、「2年前は先輩たちに連れてってもらった。今回は後輩を連れて行きたい」と、木村が闘志を燃やした。
坂が多いエコパ周辺の県大会のコースとは違い、高速決着が予想される。すでに、コースを3回試走した木村は「平坦でタイムが出そう」と、分析。県では2時間11分25秒だったが、「今回は2時間7分台の勝負になりそう」と、勝負タイムを設定する。1区で木村が流れをつかんで、京都へのラストの切符を手に入れる。(塩沢 武士)
〇…県大会では補欠だった栗田暖士(おと、2年)が、6区での起用が有力となった。県駅伝の1週間前に三重で行われた東海新人の5000メートルでは2位に入り、今月10日の日体大長距離記録会では14分58秒60の自己ベストをマークした調子の良さを買われて5キロ区間に抜てき。「攻めの走りをしたい。アンカーに1位でたすきを渡したい」と、快走を誓った。