J1昇格プレーオフ(PO)の敵地・長崎戦(ピースタ、12月1日)に向けて仙台市内でビルドアップの確認など約1時間練習した。充実したトレーニングに森山佳郎監督(57)は「今季初めてなくらい、全員がけがなくそろった練習ができた。非常にいい状態…

 J1昇格プレーオフ(PO)の敵地・長崎戦(ピースタ、12月1日)に向けて仙台市内でビルドアップの確認など約1時間練習した。充実したトレーニングに森山佳郎監督(57)は「今季初めてなくらい、全員がけがなくそろった練習ができた。非常にいい状態になってきている」とうなずいた。

 リーグナンバーワンの攻撃陣を限りなく封じ、勝機をつかむ。J1レベルの外国籍選手を4人も擁する長崎。そこを主軸としたカウンターを監督は一番警戒している。「どのチームも攻撃のキーとなる選手はマークしてますけど、(体を)入れ替えられて攻め込まれてしまう。うちは守備で戻りの力があるチームなので、しっかり挟み込んだりしていきたい」と対策する。

 白星をつかむ秘策を問われた指揮官は「ないです」とキッパリ。「これだけやってきてるので、お互いやることはある程度分かっている。メンバーもお互いほとんど変わらない」。あとは今季積み重ねてきたことに磨きをかけて全力を出し切り、J1昇格に王手をかける。(山崎 賢人)