「明治神宮野球大会・大学の部2回戦、創価大3-0富士大」(22日、神宮球場) 高校の部2試合、大学の部2試合が行われ、広島のドラフト2位・佐藤柳之介投手(22)とドラフト4位・渡辺悠斗内野手(22)などドラフト指名選手6人を擁する富士大が…

 「明治神宮野球大会・大学の部2回戦、創価大3-0富士大」(22日、神宮球場)

 高校の部2試合、大学の部2試合が行われ、広島のドラフト2位・佐藤柳之介投手(22)とドラフト4位・渡辺悠斗内野手(22)などドラフト指名選手6人を擁する富士大が、初戦で姿を消した。先発した佐藤は4回4安打3失点で降板。プロでの雪辱を誓った。

 「ふがいないです」。佐藤は悔しさをにじませた。「この試合のために準備してきたので気持ち的にも体的にもベストだったと思うんですけど、マウンドに行ってからの少しの感覚のズレや、雰囲気にのまれてしまったのかなと」。制球に苦しみ、序盤2回で出した四球がいずれも失点につながった。

 それでも、この4年間は決して無駄にはならない。「野球人としても人としても成長することができて、濃い4年間でした。富士大に来ていなかったら、全国大会にも来られていないし、プロにもなれてないと思う」。この悔しさは次のステージで晴らすつもりだ。

 広島で先発ローテーションをつかめば、ヤクルト戦で再び神宮のマウンドに立つ可能性もある。「“借り”ができた球場だと思うので、プロの世界で悔しさを晴らせるように頑張りたい」。悔しい敗戦が、プロでの飛躍へ向けたスタートラインだ。