野球漬けの20代にする。巨人浅野翔吾外野手(19)が22日、都内の球団事務所で570万円増の年俸1800万円で更改。24日の誕生日を前に「いろんなことが解放されると思うが、だからといってそっちに走るのじゃなくて、第一優先で野球。その後にオフ…

野球漬けの20代にする。巨人浅野翔吾外野手(19)が22日、都内の球団事務所で570万円増の年俸1800万円で更改。

24日の誕生日を前に「いろんなことが解放されると思うが、だからといってそっちに走るのじゃなくて、第一優先で野球。その後にオフの日は友達とご飯に行ったり、お酒を飲んだり。まず野球を優先的にやっていければ」と二十歳の誓いを立てた。

1年目にエースから授かった金言を忘れない。ジャイアンツ球場で調整していた菅野に「うまくいかない時にどうしてますか?」と尋ねた。「例えば野球で失敗し、お酒を飲んで忘れるのは絶対にダメだ。野球で失敗したなら、野球で絶対に取り返せ」と教わった。お酒の味は今も知らないが、野球に向き合う姿勢のベースとなっている。

来季の目標は70打点に定めた。「打点は身長が大きい小さい関係ないと思う。打つ方向で1点をとれる場面もある」と171センチの身長は関係なく、バット1本で勝負する。2リーグ制の50年以降、高卒3年目以内の70打点は球団で王貞治、松井秀喜の2人だけ。「1軍定着しないとそこ(70打点)までいけない。そういう意味でちょっと高めに」と設定した。

リーグ優勝のビール掛けは「お酒をかけないでください」とのボードを首にかけ、炭酸水を浴びた。「高校で考えていた20歳の想像とはちょっと違う。まさか2年目で1軍で優勝を経験できるとは」。貴重な経験を積んだ10代を終え、さらに野球漬けの20代へ。大人の階段を上りながら、巨人の主軸へと駆けあがる。【上田悠太】(金額は推定)