「明治神宮野球大会・高校の部2回戦、東洋大姫路6-1二松学舎大付」(22日、神宮球場) 準々決勝の4試合が行われ、高校の部は創部125年目の広島商が3-0で東海大札幌を下し、初出場初勝利を挙げた。東洋大姫路は6-1で二松学舎大付に快勝して…
「明治神宮野球大会・高校の部2回戦、東洋大姫路6-1二松学舎大付」(22日、神宮球場)
準々決勝の4試合が行われ、高校の部は創部125年目の広島商が3-0で東海大札幌を下し、初出場初勝利を挙げた。東洋大姫路は6-1で二松学舎大付に快勝して4強入り。大学の部では全日本大学選手権との2冠を狙う青学大が2-1で福岡大に競り勝ち、創価大は3-0で富士大を下した。
東洋大姫路の先発・末永晄大投手(2年)が先発して6回7安打無失点と好投し、自身初の全国舞台で躍動した。得点圏の場面を4度招くもホームは踏ませず。元虎戦士の血を継ぐ左腕が2006年の報徳学園以来18年ぶりとなる兵庫県勢4強入りに導いた。
祖父は1998年度ドラフト1位で阪神・藤川球児監督を獲得した時の球団チーフスカウトで、1985年の日本一の時は1軍マネジャーを務めていた、元阪神外野手の末永正昭氏(77)。晄大は正昭氏の現役時代の写真を見ていたことなどがきっかけで野球を始めた。「礼儀だったり、自分の調子が悪くてもふてくされない、全力でやると教わりました」。幼少期から祖父と練習を行い、白球を通して大切なことを学んだ。
「良い姿を見せたい。それが恩返し」と末永。神宮のマウンドから再び祖父に勇姿を届ける。