◆スピードスケート◇W杯第1戦 第1日(22日、長野市エムウェーブ) 開幕し、女子1500メートルは世界記録保持者の高木美帆(TOKIOインカラミ)が1分55秒02で制した。1000メートルなどと合わせて個人種目でW杯通算30勝目。日本勢で…
◆スピードスケート◇W杯第1戦 第1日(22日、長野市エムウェーブ)
開幕し、女子1500メートルは世界記録保持者の高木美帆(TOKIOインカラミ)が1分55秒02で制した。1000メートルなどと合わせて個人種目でW杯通算30勝目。日本勢では最多34勝の清水宏保、小平奈緒に次ぐ快挙となったが、レース後にその事実を聞くと「せっかくなら、もうちょっといいタイムで節目を迎えたかった」と悔やんだ。
自国開催で迎えたW杯初戦。日本のエースは主戦場の1500メートルで国内外11連勝と貫禄は示したが、タイムは前週の四大陸選手権から0秒16落とした。前半から中盤の加速を後半に生かし切れず「パッとしないタイム。ラップ(タイム)が出るリンクかなと思っていて、その分、どうやって後半につなげていくが課題になると思っていたけど、うまくコントロールできなかった」と反省を浮かべた。
26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪を見据え、今季を挑戦できる最後のシーズンと位置付ける。「まだ自分の中ではっきりとクリアになっていないけど、1500メートルでもう1個上に行くのに、何かつかまなきゃいけないところに来ている。模索している状態」。次のステップに進むため、今後も課題を突き詰めていく。