<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第6戦中国杯>◇22日◇中国・重慶◇女子ショートプログラム(SP)【重慶=阿部健吾】渡辺倫果(21=三和建装/法政大)がSPに臨み、69・08点で5位発進となった。首位の千葉百音を1・78点、…
<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第6戦中国杯>◇22日◇中国・重慶◇女子ショートプログラム(SP)
【重慶=阿部健吾】渡辺倫果(21=三和建装/法政大)がSPに臨み、69・08点で5位発進となった。首位の千葉百音を1・78点、表彰台圏内につけた3位の住吉りをんを1・40点差で追いかける。
冒頭のダブルアクセル(2回転半)と続く3回転ルッツを成功。最終3本目のループ-トーループの連続3回転ジャンプでは、ループで4分の1回転不足を取られはしたものの、セカンドジャンプは危なげなく降りた。
「取って付けたようなジャンプがあまりに多かった」と苦笑いで反省しながらも「これもトレーニングの成果と言うべきか…。今までだったら崩れてしまうところでも着氷できて、クリーン判定をいただけたところもあった」と前向きに受け止めた。
女子SPは、上位5人が2点差以内にひしめく大混戦。GPシリーズ上位6人によるファイナル(12月5~8日、フランス・グルノーブル)進出は23日のフリー次第となり、渡辺は優勝で確定、2位以下の場合は他の選手との比較となる。
報道陣から、投入予定の大技トリプルアクセル(3回転半)への思いを尋ねられると「決めたいですよ、そりゃ!」と笑顔。「トリプルアクセルをやっても他のジャンプに影響が出ないくらいの練習は積んできたので、信じてできればいいなと思います」と自信を胸に、フリーで逆転を図る。