ブラジル代表FWネイマールの頭に引退の二文字がちらついたようだ。 昨夏からアル・ヒラルに活躍の場を移したが、昨年10月の代表戦で左ヒザの前十字じん帯および、半月板断裂の大ケガ。10月21日のAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)で3…
ブラジル代表FWネイマールの頭に引退の二文字がちらついたようだ。
昨夏からアル・ヒラルに活躍の場を移したが、昨年10月の代表戦で左ヒザの前十字じん帯および、半月板断裂の大ケガ。10月21日のAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)で369日ぶりに復帰した。
今月に入ってのACLEで右ハムストリングを痛め、また新たな試練に直面するが、1年以上もかけて治した昨年10月の大ケガはキャリアでかなりきついものだったという。
『Netflix』で配信されるサウジ・プロ・リーグのこれまでを追ったドキュメンタリー『Saudi Pro League: Kickoff』で選手復帰を諦めかけたと話す。
「目が覚めると、諦めたくなる日もあった。正直に言うと、このケガはキャリアで最もショックなものだった。最初の1カ月は本当に悲しく、精神的にも落ち込んだ。深刻で長期のケガなのはわかっていた。傍観者であり続けるのはつらかったよ」
「ケガの始まりはとても複雑。最初は痛みだけ。ただただその痛みがなくなればいいと思っていた。できるだけ早くヒザを曲げたかったね。その動きを取り戻すことで、痛みを消し去りたかったんだ」
その活力になったのが周りの存在で、「愛する人や、家族、友人がそばにいなかったら、あんなケガから復帰するのは難しかったはず」とも。そして、こう続けた。
「本当に心も身体もおかしくなるんだ。僕はもう20歳じゃない。ケガをしたときは31歳だ。友人や、家族がそばにいてくれて本当に感謝している」