「卓球・WTTファイナル」(22日、北九州市立総合体育館) 女子シングルス準々決勝が行われ、世界ランク13位で五輪2大会連続出場の平野美宇(24)=木下グループ=は、同7位の陳幸同(中国)と対戦し、0-3でストレート負けを喫した。 平野は…
「卓球・WTTファイナル」(22日、北九州市立総合体育館)
女子シングルス準々決勝が行われ、世界ランク13位で五輪2大会連続出場の平野美宇(24)=木下グループ=は、同7位の陳幸同(中国)と対戦し、0-3でストレート負けを喫した。
平野は中国の強豪に完敗した。10月のアジア選手権女子団体戦決勝では、第3試合で平野が陳幸同から殊勲の初勝利を挙げ、日本の50年ぶりの優勝に貢献したが、今回は1ゲームも奪うことができなかった。「改めてすごく強いなと思った。前回勝っていたのでチャンスはあるかなと思ったが、(アジア選手権とは)ボールも台も違って、やり慣れている台だと中国選手は凡ミスがゼロなので」と脱帽。「良かった部分もあるが、今の自分では速攻で抜いて勝つまでは足りなかった。もっと得点源を増やさないといけない」と足元を見つめた。
これで今年最後の国際大会を終えたが、パリ五輪や世界選手権団体戦で活躍し、さらにはアジア選手権での50年ぶり団体制覇など充実したシーズンとなった。
平野は「今年はパリ五輪のシングルス代表を決められたり、夢がかなった1年。今日は負けてしまったが、(WTTファイナルには)去年は出られなかった。自分的にはすごく幸せな1年だった」と総括。来年は1月の全日本選手権で8年ぶりの日本一を目指しており、「いいスタートを切りたいし、卓球でも人間的にも成長できる1年にしたい」と意気込んだ。