21日に開幕した自動車競技の最高峰、世界ラリー選手権(WRC)の日本大会「ラリージャパン」は、愛知や岐阜の一般道が舞台になる。間近でラリーカーを見ることができ、この日も大勢のファンが応援に駆けつけた。 愛知県豊田市や岡崎市、岐阜県恵那市な…

 21日に開幕した自動車競技の最高峰、世界ラリー選手権(WRC)の日本大会「ラリージャパン」は、愛知や岐阜の一般道が舞台になる。間近でラリーカーを見ることができ、この日も大勢のファンが応援に駆けつけた。

 愛知県豊田市や岡崎市、岐阜県恵那市などを舞台に24日まで開かれる。最上位クラスには凱旋(がいせん)レースとなるトヨタ自動車のほかヒョンデやフォードが参戦。各地に設けられた競技エリア「スペシャルステージ(SS)」でタイムを競う。

 21日はオープニングセレモニーに続いて、午後7時から豊田スタジアムで最初のSSがあった。1台ずつ走るほかのSSと異なり、同時に2台走るのが見どころで、爆音とともに走るラリーカーの迫力に観客席が沸いた。

 22日以降は、田園風景や紅葉を背に山間部を疾走する「三河湖SS」や連続ヘアピンが特徴の「恵那SS」などが見どころだ。

 ラリーはサーキットではなく、未舗装の道を含む公道を走るモータースポーツ。SS間の移動区間「リエゾン」でラリーカーが一般の車と共に公道を走り、間近で見ることができるのも魅力の一つになっている。(稲垣千駿)