「競輪祭女子王座戦・G1」(21日、小倉) 12Rで決勝が行われ、佐藤水菜(25)=神奈川・114期・L1=が最終1角6番手まくりで優勝。昨年10月のオールガールズクラシック(松戸)以来、2回目のG1制覇を果たし、ガールズグランプリ202…

 「競輪祭女子王座戦・G1」(21日、小倉)

 12Rで決勝が行われ、佐藤水菜(25)=神奈川・114期・L1=が最終1角6番手まくりで優勝。昨年10月のオールガールズクラシック(松戸)以来、2回目のG1制覇を果たし、ガールズグランプリ2024(12月29日・静岡)の出場権を手にした。2着に太田りゆ(埼玉)、3着に当銘直美(愛知)が入った。この結果によってガールズグランプリ2024に出場する7人も決定した。

 10月の世界選手権で金メダルを獲得した世界一の脚力を決勝でも見せた。断然の人気を集めていた佐藤水が最終ホーム過ぎ6番手からまくりで優勝。2回目のG1優勝と年末のガールズグランプリの出場権を手に入れた。

 レースは5番手で進め、打鐘過ぎからペースが上がる中、ホーム過ぎから発進。「外、外をずっと踏み続けられるように」と壮絶な踏み合いを乗り越えてゴールを駆け抜けた。

 3日間とも圧倒的な人気に応えたが「状態が悪い中で出し切れての優勝はうれしいけど、練習って大事だと思った」と語り「練習に専念できる環境に感謝するとともに、その環境に見合う人間になれるように。グランプリに向けて練習を頑張りたい」と意気込んだ。今年はガールズケイリンで無敗。世界一の脚を静岡の地でも見せつけて狙うはグランプリ連覇だ。

 ガールズグランプリ2024に出場する7人は選考順で児玉碧衣(福岡)、石井貴子(千葉)、佐藤、坂口楓華(愛知)、尾崎睦(神奈川)、尾方真生(福岡)、石井寛子(東京)。