◆男子プロゴルフツアー カシオワールドオープン 第1日(21日、高知・Kochi黒潮CC=7350ヤード、パー72) 賞金ランク5位の石川遼(カシオ)が7バーディー、ボギーなしの65をマークし、首位と1打差の2位と好スタートを切った。開幕前…

◆男子プロゴルフツアー カシオワールドオープン 第1日(21日、高知・Kochi黒潮CC=7350ヤード、パー72)

 賞金ランク5位の石川遼(カシオ)が7バーディー、ボギーなしの65をマークし、首位と1打差の2位と好スタートを切った。開幕前から目標としていたノーボギーでのプレーに「粘れたところが多かった」と3度のピンチをしのぎ安堵(あんど)した。

 10番から出てバーディー発進。18番でも伸ばし、2アンダーで折り返した。「パー5だけバーディーだったので、みんなが伸びていて焦る可能性もあった。だけど、落ち着いて後半も同じようなゴルフになってもいいかなという感じだった」。4番で1・8メートルを沈めると、3連続バーディーでたちまち順位を上げた。9番では右手前から真っすぐの4メートルのパットを決めて、バーディー締め。ギャラリーを盛り上げた。

 今季は2勝を挙げ、賞金ランクは5位につける。6月のプレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品では実行委員長V。2週前の三井住友VISA太平洋マスターズではアンバサダーVを飾った。今大会は所属先が主催し、ホストプロVへ挑む。さらに優勝を果たせばランクは首位へ浮上する可能性もある。今季最終戦のメジャー、日本シリーズJTカップ(28日開幕、東京よみうりCC=報知新聞社主催)は過去2勝をマーク。得意舞台で15年ぶりの戴冠(たいかん)へ向けまずは今週、優勝賞金4000万円をつかみとる。「似たような内容でゴルフができれば。スコアに多少の変化はあると思うが、悪い方に変化が出ないようにしたい」。ホールアウト後は地元の小学校へ電子ピアノの贈呈式を実施。その後は日が傾くまで練習場で調整を行った。