日本サッカー協会(JFA)の佐々木則夫女子委員長(66)が21日、都内で取材に応じ、次期監督の選定状況について「進行的には終盤に来ていますけど、まだ決定はしていません。進捗(しんちょく)的には来月には契約までいくような状況ではないと思いま…

 日本サッカー協会(JFA)の佐々木則夫女子委員長(66)が21日、都内で取材に応じ、次期監督の選定状況について「進行的には終盤に来ていますけど、まだ決定はしていません。進捗(しんちょく)的には来月には契約までいくような状況ではないと思います」と、越年の可能性を示した。

 すでに多くの候補者と面談を終えており、最終候補複数人に絞れているという。史上初となる外国人監督の可能性について言及してきた佐々木委員長は「優先的には海外の指導者でいきたいと詰めてきた。日本の候補もいますが、ほぼ海外の監督に絞っていこうかなと個人的には思っています」と方向性を示した。

 12月のJFA理事会が12日に予定されていることから、新監督の始動は越年が濃厚だという。「今の進行的にそこ(12日)には間に合わないのかなと思う。理事会を過ぎても、後でみなさんに決議をいただければ、そこで年内に決めて年を越して1月からいろんなことを分析しながらやっていきたいというのが理想です」と説明した。来年2月に開催されるシービリーブスカップは新監督が指揮を執れるよう「必ず間に合うような形を図っていきたい」と話した。

 先月末に取材対応した際は、11月中に候補をまとめ、年内に交渉を終える見通しと話していた。だが、現状はまだ複数人の候補が残っており、若干の遅れが生じている。佐々木委員長は、理由に想定以上の立候補者があったことを明かした。「少し遅れて手をあげていただいた方もいらっしゃった。そして、面談した方でも非常に興味のある方だなというのが続いていた。実際に早く決めなきゃ行けないっていうこのスパンじゃないので、慎重を期して選考していこうと切り替えた中で、少し日程が延びた」と説明した。