◆卓球世界ツアー ▽WTTファイナル 第2日(21日、福岡・北九州市立総合体育館) 女子シングルスでパリ五輪銅メダルの早田ひな(日本生命)が、気温10度前後の寒空の下、午後5時半頃から約30分間、即席サイン会を開いた。会場の入場口の前に設置…

◆卓球世界ツアー ▽WTTファイナル 第2日(21日、福岡・北九州市立総合体育館)

 女子シングルスでパリ五輪銅メダルの早田ひな(日本生命)が、気温10度前後の寒空の下、午後5時半頃から約30分間、即席サイン会を開いた。会場の入場口の前に設置された特設のスペースに、早田が姿を見せると、入場待機列のファンから「え?ちょっと待って!ひなちゃん!」と悲鳴が上がった。すぐに列ができ、ラケットやタオルなどのグッズにサインを入れたり、一緒に写真を撮ったり、笑顔でファンとの交流を楽しんだ。

 今夏のパリ五輪で左手首付近を負傷した早田は、地元・北九州市で初開催された今大会で、約3か月ぶりに復帰戦に臨んだ。20日の女子シングルス1回戦で世界ランク17位のベルナデッテ・ソクス(ルーマニア)に1―3で敗退したが、試合後には「早く復帰したいと思ってきた。地元だし、トップ16の選手が出る大会。そこに向けて頑張ってきて、この大会が頑張る糧に立っていた。ようやく立てて良かったです」と会場の大声援に感謝を語った。2028年ロサンゼルス五輪金メダルに向けて、再出発を切った。