ソフトバンクに2025年1月より新設されるチーフベースボールオフィサー(CBO)に就任する城島健司氏が21日、福岡市内のホテルで就任会見を行った。 今季までは「会長付特別アドバイザー兼シニアコーディネーター」を務めており、来年の役職名称は…

 ソフトバンクに2025年1月より新設されるチーフベースボールオフィサー(CBO)に就任する城島健司氏が21日、福岡市内のホテルで就任会見を行った。

 今季までは「会長付特別アドバイザー兼シニアコーディネーター」を務めており、来年の役職名称は「チーフベースボールオフィサー兼会長付特別アドバイザー」となる。業務内容はコーディネーターの統括、小久保裕紀1軍監督のアドバイザー、球団運営の参画などとなる。

 城島氏は会見冒頭で「横文字で長い奴がいっぱい。毎年役職変わって、長いですよね」と冗談を飛ばしつつ、「名のとおり、最高野球責任者。我々の組織は120人の選手を抱えている。3軍、4軍制もより早く取り入れてきた。そのかわり、トライ&エラーをいっぱいして、この組織を作り上げてきました。小久保さんも新しいチャレンジをしている。現場のいいことをフロントも理解して、未来につなげていくことが仕事だと思っています」と語った。

 また、2020年のフロント職就任時から一貫して「王イズムの継承」を最も大事にしているとの思いを口にし、「世界的に見ても1人の人間が軸として30年以上携わっている球団はほかにないと思う。王会長がどのように今のホークスを作り上げてきたのか。現場では小久保さんがリーダーとなり進んでくれているので、フロントもそれを知っておくのが大事。未来のフロントマンにつなげていけるように仕事をしていきたい」と力を込めた。

 会見に同席した小久保監督も「城島CBOとは現役の時からともに優勝を目指して戦ってきた仲間でした。今年もかなり会話をしてきましたし、城島CBOや三笠GMがフロントとして考えていることも理解できます。もっと言えばそれを強固にしていかない限りは強いチームであり続けることはできない。城島健司がやっと地に足をつけて、野球だけに向き合う時間が来たと心強く思っています」と二人三脚でチーム強化のために突き進むことを誓っていた。