山瀬は甲斐を師事していることで知られる(C)産経新聞社 FA戦線が佳境を迎えている。 4季ぶりのリーグ優勝を果たしながら、悲願の日本一には手が届かなかった巨人は大々的にFA市場に参戦している。【動画】座ったままストライク送球!山瀬の鬼肩を見…
山瀬は甲斐を師事していることで知られる(C)産経新聞社
FA戦線が佳境を迎えている。
4季ぶりのリーグ優勝を果たしながら、悲願の日本一には手が届かなかった巨人は大々的にFA市場に参戦している。
ソフトバンクの正捕手、甲斐拓也、最多勝タイトルも獲得している投手の石川柊太、阪神の主砲、大山悠輔のトリプル獲りも狙うとされている中、扇の要である甲斐の去就に注目が高まっている。
ソフトバンクの正捕手として17年から4年連続で日本一に導き、今季も119試合に出場し、打率.256、5本塁打、43打点で4年ぶりのリーグ優勝に貢献。
侍ジャパンの一員としても2021年東京五輪の金メダル、2023年WBCで世界一奪回に貢献とまさに球界屈指の名捕手として存在感を高めている。
今季の巨人では岸田行倫、大城卓三、小林誠司の3捕手併用でシーズンを乗り切ったが、頭脳的なリードでも知られ、攻守に安定感のある甲斐獲得でさらに上積みを図れるか、注目されている。
すでに甲斐サイドが巨人とも交渉を本格化させる中で、チーム内の「陰のキーマン」として注目を集めているのは、5年目捕手、山瀬慎之助の存在もある。
若き爆肩捕手の山瀬はFA宣言を行った甲斐を師事しており、1年目からともに自主トレを行うなど、球団の垣根をこえた"師弟関係"で知られる。
山瀬自身、目標とする捕手に甲斐をあげる中で、関係性の深い後輩がチームに在籍することで移籍にプラスに働くかも注目されている。これまでの環境を変えることで様々な不安も浮かぶ中で、なじみの選手がいることで気兼ねなく尋ねられ、不安解消に結びつく場合もある。
今後は甲斐自身も巨人側との交渉のテーブルにつく用意があるとされる中、果たして捕手界の大きな地殻変動につながるのか。背番号19の去就は今後も大きな注目を集めそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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