2024年のCY賞はセール、スクーバルが受賞 全米野球記者協会(BBWAA)が選出するサイ・ヤング賞が20日(日本時間21日)に発表され、ナ・リーグはクリス・セール投手(ブレーブス)、ア・リーグはタリク・スクーバル投手(タイガース)がともに…

2024年のCY賞はセール、スクーバルが受賞

 全米野球記者協会(BBWAA)が選出するサイ・ヤング賞が20日(日本時間21日)に発表され、ナ・リーグはクリス・セール投手(ブレーブス)、ア・リーグはタリク・スクーバル投手(タイガース)がともに初受賞した。今永昇太投手(カブス)はナ・リーグの5位に入った。

 両左腕ともに勝利数、防御率、奪三振の投手3冠に輝いており、下馬評通りの受賞となった。メジャー14年目、35歳のセールは29試合で18勝3敗、防御率2.38、225奪三振、WHIP1.01だった。レッドソックス時代は2012年から7年連続をマークも、2020年には開幕前にトミー・ジョン手術を受けて全休。2021年には5勝、2022年は0勝だった。

 昨季は20試合で6勝5敗、防御率4.30も、トレードでブレーブスに移籍した今季は見事な復活を見せた。ブレーブスでの同賞受賞は史上5人目。投票内訳は1位票が26票、2票が4票の198ポイント。満票にはならず、ザック・ウィーラー投手(フィリーズ)に1位票が4票入った。

 スクーバルは今季31試合に登板して18勝4敗、防御率2.39、228奪三振、WHIP0.92の成績を残し、満票での受賞となった。

 ファイナリストは、ア・リーグはスクーバル、エマヌエル・クラセ投手(ガーディアンズ)、セス・ルーゴ投手(ロイヤルズ)となっていた。ナ・リーグはセールとウィーラー、新人王にも輝いたポール・スキーンズ投手(パイレーツ)だった。

 米挑戦1年目で15勝を挙げた今永は、3位票を7票、4位票が8票、5位票が1票の計38ポイントで5位に入った。(Full-Count編集部)