「広島秋季キャンプ」(20日、日南) 広島・中村奨成外野手(25)が秋季キャンプ打ち上げとなった20日、オフ期間に打撃フォームを固めて来季の開幕スタメンを勝ち取ることに意欲を示した。17日間に及ぶ鍛錬の秋を終え「打撃はすごく手応えがあった…
「広島秋季キャンプ」(20日、日南)
広島・中村奨成外野手(25)が秋季キャンプ打ち上げとなった20日、オフ期間に打撃フォームを固めて来季の開幕スタメンを勝ち取ることに意欲を示した。17日間に及ぶ鍛錬の秋を終え「打撃はすごく手応えがあった。(オフも)振り込んで来年2月1日に100%の力を出せるように体も技術も準備したい」と目をギラつかせた。
秋季キャンプでは計8試合の実戦に先発出場してチームトップの打率・320をマーク。1本塁打、5打点と結果を出した。秋季練習中から高く構えていたトップの位置を少し下げ、自然な形から始動するよう変更。だが今月10日に新井監督から、元のフォームで打つよう背中を押された。
バットのヘッドを投手側に向けて構える従来の形に戻すと、翌11日の紅白戦で本塁打を含む3安打の固め打ち。フォームを戻した中、首脳陣からは頭の位置が突っ込まないように助言された。
「僕はどうしても頭が前に行きやすいので、“反り返って打つ”ぐらいで普通。左足は踏み込むけど前にはいかず(その場で)回る。頭が前に行っているからバットが遠回りしていました」。今後も癖の修正を図り、良化途上の打撃スタイルを完全習得していく構えだ。
8年目となる来季は、自身初の開幕スタメンに照準を定める。「(来春)キャンプからアピールして、開幕からずっと1軍のスタメンで出られるように」と中村奨。闘志をみなぎらせ、さらなる上昇曲線を描いていく。