「明治神宮野球大会・大学の部1回戦、創価大8-4仏教大」(20日、神宮球場) 開幕して高校の部2試合、大学の部2試合が行われ、大学の部では創価大が仏教大に8-4で勝利し、来秋ドラフト1位候補の立石正広内野手(3年・高川学園)が右越え先制2…
「明治神宮野球大会・大学の部1回戦、創価大8-4仏教大」(20日、神宮球場)
開幕して高校の部2試合、大学の部2試合が行われ、大学の部では創価大が仏教大に8-4で勝利し、来秋ドラフト1位候補の立石正広内野手(3年・高川学園)が右越え先制2ラン含む3安打と躍動した。
快音と同時に、鮮烈な打球が冷たい雨を切り裂いた。スカウト陣が来秋ドラフト1位候補と称する創価大・立石が、あいさつ代わりの一発だ。
初回1死二塁の好機で迎えた第1打席。1ボールからの甘く入った141キロ直球を鋭いスイングで捉えた。「自分の長所で、調子の良しあしが分かる部分」と話す逆方向への先制2ラン。「リラックスするのは意識しています。良いスイングができた」とうなずいた。
第2打席には右中間フェンス直撃の二塁打を放つなど、この日は3安打2打点と躍動。視察したDeNA・八馬アマスカウティングディレクターは「逆方向にあれだけ打てる。右の長距離打者は少ないし来年の注目。上位に入る」と評価した。
ただ、立石は現状に「評価されすぎというか…」と苦笑いし「見合った結果を残したい」と決意。全国の舞台で大暴れし、名実ともに世代最強スラッガーへと上りつめる。
◇立石 正広(たていし・まさひろ)2003年11月1日生まれ、21歳。山口県防府市出身。右投げ右打ち。180センチ、85キロ。華浦スポーツ少年団野球部で野球を始め、高川学園中では高川学園リトルシニアに所属。高川学園高では1年春からベンチ入りし、3年夏に出場した甲子園では中越え2ランを放つ。創価大では2年春に打撃3冠を獲得。3年夏には大学日本代表に選出され、国際大会5試合で4番を任された。50メートル走6秒1。