「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」を戦う日本代表が20日、21日の2次リーグ初戦・米国戦へ向け、東京ドームで練習を行った。才木浩人投手(26)はブルペン入りし、22日・ベネズエラ戦での先発が有力。先発ではプロ初の中…
「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」を戦う日本代表が20日、21日の2次リーグ初戦・米国戦へ向け、東京ドームで練習を行った。才木浩人投手(26)はブルペン入りし、22日・ベネズエラ戦での先発が有力。先発ではプロ初の中5日の登板となる。森下翔太外野手(24)は米国のマット・ショー内野手(23)と打率などを争うが、個人成績よりもチームの勝利を優先することを誓った。
大一番での中5日解禁にも心配は無用だ。22日、1次リーグA組1位・ベネズエラ戦での先発が有力な才木。侍デビューとなった16日・台湾戦は、六回途中を3安打無失点の好投で勝利に導いた。そこから数えると中5日でのマウンド。先発ではプロ初の挑戦となるが、表情に曇りは一切なかった。
「いつも通りっすね、いつも通りです」
この日はブルペン入りし、約50球を投じた。前日に台湾から帰国したばかりのハードスケジュールだったが、「まあ言うていつも通りです。問題ないです」と順調だ。
ただ、「日本に帰ってきてちょっとやっぱ寒いので。今日ちょっと動きづらいなっていうのは感じた。そこだけ工夫して動かしていかないといけない」と寒暖差への対応は必須だ。それでも「あとはそんなに変えることもないので、いつも通りやればいいかな」と何度も「いつも通り」を強調した。
台湾の打者はコンタクトがうまい印象だったというが、ベネズエラの打者はパワーも、野球スタイルも変わってくる。その中でも「自分のやることは変わらない。しっかり自分の真っすぐ、フォークで押していけるように」と自分の投球スタイルを貫いて勝負する考えだ。
いよいよ優勝も見えてきた。「自分が投げる試合はチームが勝てるように。どれだけ0を重ねられるかがすごい大事」。ホームの声援も力に変え、初の中5日でも快投を見せる。
◆プロ入り後、中5日先発は未経験 才木はプロ入り後、先発→先発での登板間隔で中5日はない。リリーフ登板から先発登板では2018年10月5日・中日戦(中継ぎ)から同8日・ヤクルト戦(先発)の中2日の例がある。