「大相撲九州場所・11日目」(20日、福岡国際センター) 東大出身初の力士で東幕下34枚目の須山(木瀬)が、清乃海(玉ノ井)を下し、初日を出した。 立ち合いで素早く左前まわしを引き、寄り切った。国立大出身力士の歴代最高位で臨んだ今場所。六…

 「大相撲九州場所・11日目」(20日、福岡国際センター)

 東大出身初の力士で東幕下34枚目の須山(木瀬)が、清乃海(玉ノ井)を下し、初日を出した。

 立ち合いで素早く左前まわしを引き、寄り切った。国立大出身力士の歴代最高位で臨んだ今場所。六番相撲で念願の初白星をつかみ「大変でした」と苦笑いした。

 西三段目10枚目だった先場所は6勝1敗と勝ち越し、三段目から一気に幕下中位まで番付を上げた。初日から5連敗と苦しい時間が続いていたが、「落ち込むことなく相撲に集中できていた。単純に力が足りないだけ」と現在地を受け入れ、今出せる最善を尽くしていたという。

 残り一番。勝利で1年納めの場所を締めくくりたい。「あと1番集中して頑張ります」と冷静に意気込んだ。