11月19日、サッカー日本代表が中国代表と対戦。3-1で勝利したが、アウェイならではのそのピッチが大きな話題となった。 2026FIFAワールドカップアジア最終予選の第6戦。ここまで4勝1分の無敗で進んできた森保ジャパンは、4万7千人以上…
11月19日、サッカー日本代表が中国代表と対戦。3-1で勝利したが、アウェイならではのそのピッチが大きな話題となった。
2026FIFAワールドカップアジア最終予選の第6戦。ここまで4勝1分の無敗で進んできた森保ジャパンは、4万7千人以上が駆け付けた中国・厦門のスタジアムに乗り込んだ。
このスタジアムは「廈門白鷺体育場」と呼ばれるもので、厦門空港から車で10分ほど。市街地からも車で20分ほどでアクセス可能で、当初は中国で開催予定だったアジアカップの会場として使われる予定で2023年から使われている。
そのスタジアムの“異変”に、選手も前日から気が付いていた。というのも、ピッチの横幅に“改編”の痕跡が見られたのだ。前日練習の時点で、ピッチに書かれている白線の外側に白線が消された思しき跡があったという。それが分かったのは、その後の選手の取材対応後。それを確かめるべく、試合前にピッチを見ると実際に消された痕跡が。ピッチの横幅のみ改変されており、メイン側とバック側でそれぞれ1m以上短くなっていた。
特に分かりやすかったのはバック側で、かつてのラインがくっきりと浮かび上がっていた。
■「めっちゃ狭く見える」「これってありなの?」
もともと、ピッチの大きさにはFIFAの「推奨」があるが、多少の“差”が認められている。それを生かして、ホームの地の利を得ようとしたようだ。
地の利として考えられるのは、まず、日本代表に幅を使った攻撃をさせないこと。ピッチが狭くなる分、中国としては守りやすくなる。また、この試合では使われなかったが、ロングスローがより届きやすくなる。
この改変を、試合前にDAZNが紹介すると、以下のような声が上がった。
「ルール上は問題ないが、極めて異例」
「中盤3枚のチームは4枚よりも横スライドが大変だからという理由だとしたら、やるなぁと思う」
「めっちゃ狭く見える笑」
「これってありなの?笑」
「だいぶ狭いやん」
「守りやすくして引き分け狙いかねぇ」
「おっけーなのは知ってたけど実際に実践してるところは初めて見た」
5人の選手を入れ替えた日本代表は、“アウェイの洗礼”もあって苦戦を強いられる。それでもセットプレーから先制し、さらに追加点を入れたものの、失点を喫して1点差に。3点目を決めたことで試合の流れを取り戻したものの、埼玉スタジアムで戦ったときのような完勝とはならなかった。