全米野球記者協会(BBWAA)は18日(日本時間19日)、記者投票で決定する各リーグの新人王を発表し、ナ・リーグはポール・スキーンズ投手(パイレーツ)、ア・リーグはルイス・ヒル投手(ヤンキース)が受賞した。日本選手ではリーグ新人断トツの1…
全米野球記者協会(BBWAA)は18日(日本時間19日)、記者投票で決定する各リーグの新人王を発表し、ナ・リーグはポール・スキーンズ投手(パイレーツ)、ア・リーグはルイス・ヒル投手(ヤンキース)が受賞した。日本選手ではリーグ新人断トツの15勝を挙げたカブスの今永昇太投手がナ・リーグ4位に入った。
新人王は全米15支部からランダムに選出された記者2人、計30人が3名連記で1位5点、2位3点、3位1点を選び、合計点で決定する。
投票の内訳はスキーンズとパドレスのジャクソン・メリル外野手が1、2位票を占め、前者は23人から、後者が7人から1位票を獲得した。3位票をブルワーズの20歳、ジャクソン・チューリオ外野手と今永が分け合う形となった。
今永に票を入れたのは地元シカゴの記者2人と、ロサンゼルスとサンディエゴの記者、計4人だった。
昨年のドラフトでパイレーツから全体1位で指名されたスキーンズは開幕から約1カ月後の5月にメジャーデビュー。100マイル超の剛球を武器に破竹の6連勝でオールスター戦の先発投手に抜てき。23先発で133イニングを投げ、11勝3敗、防御率1・96、170奪三振の成績を残した。
今永は昨オフにDeNAからポスティングシステムを使ってカブスと4年5300万ドル(当時の為替レートで約76億9000万円)を保証する契約で合意。開幕からメジャーの環境に順応し、快投に次ぐ快投で前半戦8勝2敗、防御率2・97でオールスター戦に選出。後半もチームのエース格として安定した投球を披露し、15勝3敗、防御率2・91でシーズンを終えた。
ア・リーグは新人最多15勝のヒルが15人から1位票を得て受賞。次点コルトン・カウザー外野手(オリオールズ)との差は5ポイントの接戦だった。
▽ナ・リーグ新人王投票内訳
1位スキーンズ(パイレーツ)136ポイント(1位票23、2位票7)
2位メリル(パドレス) 104ポイント(1位票7、2位票23)
3位チューリオ(ブルワーズ)26ポイント(3位票26)
4位今永(カブス) 4ポイント(3位票4)
▽ア・リーグ新人王投票内訳 上位5人
1位ヒル(ヤンキース) 106ポイント(1位票15、2位票10、3位票1)
2位カウザー(オリオールズ)101ポイント(1位票13、2位票11、3位票3)
3位ウェルズ(ヤンキース) 17ポイント(2位票3、3位票8)
4位ミラー(アスレチックス)16ポイント(1位票1、2位票2、3位票5)
5位スミス(ガーディアンズ)12ポイント(1位票1、2位票1、3位票4)