阪神・藤川球児新監督(44)が18日、V奪回への青写真を示した。春季キャンプは猛練習になることを予告。童話「アリとキリギリス」に例え、勝負の夏場へ、春に貯金を蓄える方針を示した。 「貯金ですよね。シーズンへの体力的な貯金をしなきゃいけない…

 阪神・藤川球児新監督(44)が18日、V奪回への青写真を示した。春季キャンプは猛練習になることを予告。童話「アリとキリギリス」に例え、勝負の夏場へ、春に貯金を蓄える方針を示した。

 「貯金ですよね。シーズンへの体力的な貯金をしなきゃいけない。甲子園は暑いし、夏場は練習量を落としますから。そのためにも“アリとキリギリス”だよと」。草木が枯れる冬に備えて夏に食物を貯蓄していたアリのように、春に体力の貯金を作り、勝負の夏に備えるというわけだ。

 今年の夏は7月こそ勝ち越したが、8月は11勝13敗1分け。9月に猛烈な追い上げを見せただけに、夏場の苦戦がシーズン最終盤に響いた形だ。藤川監督は「日本には春夏秋冬がありますから、夏に備えるというのは日本の大事なところ」。沖縄・宜野座でも練習に没頭し、息切れすることなくペナントレースを戦い抜く。