「ラグザス presents WBSCプレミア12・1次リーグB組、ドミニカ共和国代表3-11日本代表」(18日、天母スタジアム) 1次リーグB組最終戦が行われ、首位通過を決めている日本は11-3でドミニカ共和国を下し、5戦全勝で終えた。…

 「ラグザス presents WBSCプレミア12・1次リーグB組、ドミニカ共和国代表3-11日本代表」(18日、天母スタジアム)

 1次リーグB組最終戦が行われ、首位通過を決めている日本は11-3でドミニカ共和国を下し、5戦全勝で終えた。4番の森下翔太外野手(24)が3安打3得点をマーク。今大会は打率・571、6打点、10得点の活躍で、侍打線を引っ張っている。2次リーグは21日から東京ドームで始まり、日本は初戦でA組2位の米国と対戦する。

 慣れない地、さらに雨と強風という悪天候もありながら戦い抜いた。森下は1次リーグをチーム唯一の全試合先発出場で無傷の5連勝に貢献。「全勝できて日本に戻れることが良かった」。チーム3冠に両組の得点王、B組の首位打者と大暴れでフィニッシュした。

 順位が確定しても、やることは変わらない。まずは初回2死一塁。右腕・ペラルタの149キロ直球を捉えて右前打。3試合ぶりの安打がお祭りの幕開けとなった。三回1死では右腕・エンリの150キロ速球に詰まらされたが、全力疾走で三塁内野安打。七回1死でも右前打で今大会2度目の3安打となった。

 ここ2試合は無安打。トップの位置を上げ、猫背になっていた上体を少し起こした。「打球は上がらなかったですけど、内容的には悪くないかなと思った」。この修正力が成長の証し。まだ絶好調ではないが、2次リーグでのさらなる爆発を予感させた。

 今大会は出塁すれば、面白いように得点へとつながる。この日は全打席で出塁し、3度も本塁生還。「自分が塁に出れば、得点に絡めるケースは高まる」。理想はつなぎの4番。5試合で12チームトップの10得点を記録し、勝負強さだけではなく、チャンスメーカーとしても役割を果たした。

 打点は4試合連続で止まったものの、打率・571、1本塁打、6打点は堂々のチーム3冠。B組では台湾の陳傑憲と並び首位打者となった。19日は東京へと移動し、21日からの2次リーグに備える。初戦の相手は米国。「ここから本番が始まる。必ず世界一になれるように初戦をしっかり取りたい」。さぁ、世界一へ。東京でもMORISHITAが猛者たちを圧倒する。