フェンシング女子でパリ五輪フルーレ団体銅メダルの東晟良(共同カイテック)が18日、本格化するワールドカップ(21日開幕、チュニジアなど)出発前に都内で取材に応じた。 パリ五輪後は地元・和歌山で家族や友達と過ごし、ショッピングなどで休暇を満…

 フェンシング女子でパリ五輪フルーレ団体銅メダルの東晟良(共同カイテック)が18日、本格化するワールドカップ(21日開幕、チュニジアなど)出発前に都内で取材に応じた。

 パリ五輪後は地元・和歌山で家族や友達と過ごし、ショッピングなどで休暇を満喫。再始動した全日本選手権で左手中指を骨折するアクシデントはあったが、完治してから練習に励み、ここまでコンディションを整えてきた。

 目標は28年ロサンゼルス五輪での団体と個人の金メダル獲得。五輪後は“燃え尽き症候群”に陥る選手も少なくないが、東は「(団体)3位で、個人でも1回戦で負けた悔しさを晴らしたい気持ちの方が強い」とすでに4年後を見据え、高いモチベーションを維持できているという。

 海外転戦は21日に開幕するワールドカップ・チュニジア大会を含め、1カ月に約2試合のペースで進んでいく。「定期的に(メダルを)取れることが強さの秘訣(ひけつ)で、オリンピックで勝てる人。それになれるように、今シーズンは数個、個人でメダル取ることが目標」。3度目の五輪で狙う金メダルへ向け、4年間の最初のシーズンを戦っていく。