和田翼騎手が10月29日、電子書籍関連サービスの「Kindle(キンドル)」で「二回死ぬ事ができるなら ―運命の再構築―」を出版した。 もともと読書が好きで「最近、喜多川泰さんの本を読んで感動しました。色々な方と話す機会があり、キンドルな…
和田翼騎手が10月29日、電子書籍関連サービスの「Kindle(キンドル)」で「二回死ぬ事ができるなら ―運命の再構築―」を出版した。
もともと読書が好きで「最近、喜多川泰さんの本を読んで感動しました。色々な方と話す機会があり、キンドルなら誰でも出版できることを知りました。題材は数年前に見た夢が印象的で、メモをとっていました。校正も含めて全部、一人でやりましたよ!(笑い)」と経緯を明かす。
競馬とは関係ない内容で、フィクションでありファンタジーの世界を描写。「今年は周りで亡くなった人がいて、ものすごく悲しかったし、メチャメチャ泣きました。人はいつ死ぬか分からないと、改めて思いました」と人間関係や、人生という一度きりの時間の大切さを伝えたいという一心で執筆した。
和田翼騎手の叔父の和田竜二騎手は「ゴーストライターがいるんちゃうか!(笑い)。(翼騎手の)好きなこと、きれいな世界を全部書けた感じなのかなと。誰が書いたか聞かずに読んだら、ちゃんとした小説。頭で構成できるところがすごい」と才能に目を丸くしていた。
【あらすじ】
日々の生活に満たされない思いを抱え、現実世界での生きづらさに悩む主人公。ある日突然、異世界へタイムスリップする。そこは、彼が夢見ていた理想の場所だった。
様々な人との出会いや不思議な体験を通じ、人間関係の深さや、生と死の意味について考え始める。価値観を揺さぶられ、新たな視点に気付いていく。
現実世界に引き戻された彼は、自分自身をどのように変えていくのか?自己発見と成長を描いた心温まる物語が、今ここに始まる。
税込800円。70ページ、約26000字の短編小説。寄付先は未定だが、売り上げの一部を社会貢献に役立てる予定だ。