第104回全国高校ラグビー奈良県大会の決勝が17日、橿原市の橿原公苑陸上競技場であった。天理が御所実を20―10で破り、3大会連続66回目の全国大会出場を決めた。全国大会は12月27日、大阪府の東大阪市花園ラグビー場で開幕する。 天理は前…
第104回全国高校ラグビー奈良県大会の決勝が17日、橿原市の橿原公苑陸上競技場であった。天理が御所実を20―10で破り、3大会連続66回目の全国大会出場を決めた。全国大会は12月27日、大阪府の東大阪市花園ラグビー場で開幕する。
天理は前半6分のペナルティーゴールで先制すると、同11分にラインアウトモールを押し込んで内田旬主将(3年)がトライ。「全員がつないでくれたボールなので、何としてもトライすることだけを考えていた」と振り返る。後半22分には、平岩悠三選手(3年)がパスをつないでトライを決めた。
御所実の大久保幸汰主将(3年)は、ハーフタイムで「モールで押し切って、最後まで戦い抜こう」とチームを鼓舞した。後半27分には長船銀次選手(3年)がトライを決めたが、試合を通して天理の堅い守備に阻まれた。
天理の内田主将は「モールを重点的に練習してきた成果が出せた。勝てたのはうれしいけれど、相手の守備に押されてしまう場面が多かったので修正したい」と話す。「日本一を目指して、花園までひたむきに練習していきます」と意気込んだ。(佐藤道隆)