第104回全国高校ラグビー大会大阪府予選の決勝3試合が17日、東大阪市花園ラグビー場であった。第1地区は大阪桐蔭が4年連続18回目、第2地区は東海大大阪仰星が6年連続24回目の優勝。第3地区は常翔学園が2大会ぶり42回目の優勝を果たした。…

 第104回全国高校ラグビー大会大阪府予選の決勝3試合が17日、東大阪市花園ラグビー場であった。第1地区は大阪桐蔭が4年連続18回目、第2地区は東海大大阪仰星が6年連続24回目の優勝。第3地区は常翔学園が2大会ぶり42回目の優勝を果たした。3校は12月27日に同ラグビー場で開幕する全国大会に出場する。

 第1地区は、前回の府予選で優勝したチーム同士の対戦になった。大阪桐蔭が、前回府予選で初優勝した関大北陽を40―0で下した。

 大阪桐蔭は前半8分、ラックから川端隆馬選手(3年)がボールを持ち出し、中央へ先制トライ。前半終了間際にさらに1本、トライで加点した。

 後半は大阪桐蔭が4トライをあげて突き放した。関大北陽は必死のタックルで食い下がろうとしたが、止められなかった。

 第2地区は、東海大大阪仰星が大産大付を34―13で振り切った。

 前半の中盤まで仰星は大産大付にペースを握られ、0―8とリードされた。だが、ペナルティーゴールと巧みなパス回しによる隅田陸斗選手(3年)のトライと、ゴール成功で10―8と逆転して前半を終えた。

 後半は仰星のペースで、4トライをあげて突き放した。ただ、大産大付は試合終了まぎわに1トライをあげるなど、健闘ぶりが光った。

 第3地区は、常翔学園が近大付を55―19で退けた。

 常翔学園も前半、序盤に近大付にトライを許して0―7と追う展開になった。13分、ラインアウトからボールを回し、井本章介選手(3年)がトライ。ゴールも決まって同点にした。その後は展開力がさえわたり、前後半あわせたトライは9を数えた。近大付も後半に2トライをあげるなど食い下がった。(編集委員・中島隆)