サッカーJ2水戸ホーリーホックの小島耕社長らが13日、茨城県庁に大井川和彦知事を訪ね、シーズン終了の報告をした。最終成績は11勝11分け16敗、勝ち点44で20チーム中15位。小島社長らは来季に向けて、よりいっそうの奮起を誓った。 クラブ…

 サッカーJ2水戸ホーリーホックの小島耕社長らが13日、茨城県庁に大井川和彦知事を訪ね、シーズン終了の報告をした。最終成績は11勝11分け16敗、勝ち点44で20チーム中15位。小島社長らは来季に向けて、よりいっそうの奮起を誓った。

 クラブ創立30周年の今季、初のJ1昇格を掲げながら序盤から負けが込み、逆に初のJ3降格の危機に瀕(ひん)した。

 前監督の解任を受けて5月から急きょ指揮を執った森直樹監督は「J2残留というミッションは成し遂げたが、勝ち切るというところでは自分の力不足を感じた」と今季を振り返った。

 ホーリーホックの守護神として四半世紀にわたりゴールキーパーを務め、今季限りで現役を引退した本間幸司さんは「選手ではなくなるが、クラブとしてのホーリーホックが大きくなるよう尽くしたい」と前を向いた。

 本間さんのラストゲームとなったホーム最終戦は過去最多の1万488人が来場。大井川知事は「来季はもっと多くの人が訪れるよう頑張ってほしい」とエールを送った。(中村幸基)