「広島秋季キャンプ」(17日、日南) 広島・斉藤優汰投手(20)が17日、今キャンプ最多となる176球の熱投を見せた。「投げていて最初があまりよくなかったので、よくなるまでやろうかなと思って球数が増えていきました」と汗を拭った。 この日は…
「広島秋季キャンプ」(17日、日南)
広島・斉藤優汰投手(20)が17日、今キャンプ最多となる176球の熱投を見せた。「投げていて最初があまりよくなかったので、よくなるまでやろうかなと思って球数が増えていきました」と汗を拭った。
この日は日曜日。ブルペンに集った多くの鯉党が見つめる先には、背番号47の姿があった。序盤は「体が流れて投げてしまっているというか、力が伝わっていないような感じがした」と納得しないボールが続いたが、徐々に修正。中盤からは「ある程度はいいボールになってきたので、そのまま覚えちゃおうと思って」と体に染みつかせるようにテンポよく投げ込んだ。
中でも確認していたのはフォークの感覚。「最近はブルペンではすごいいい感じ。曲がり球以外で勝負できる球が欲しいので、武器になれば」と進化に向けた見通しを口にした。
今秋は1クール間で毎日ブルペン入りするなど、経験したことのない投げ込みを敢行。故障を避けるため、「こまめに自分でいろいろやっている。今のところ痛いところとかはなく、順調にやれている」とメンテナンス面にも力を入れ、「本当に鍛えているという感じがします」と充実感をにじませる。
今キャンプ最後の実戦となる19日の紅白戦に登板予定。「今日の感じを続けられるようにやっていきたいと思います」と斉藤。納得の投球で収穫の秋を締めくくる。