「ラグビー・リポビタンDツアー、日本代表36-20ウルグアイ代表」(16日、シャンベリー) 世界ランキング14位の日本代表は同19位のウルグアイ代表に36-20で勝ち、4試合ぶりの勝利を挙げた。先制された日本は前半10分にナンバー8の姫野…

 「ラグビー・リポビタンDツアー、日本代表36-20ウルグアイ代表」(16日、シャンベリー)

 世界ランキング14位の日本代表は同19位のウルグアイ代表に36-20で勝ち、4試合ぶりの勝利を挙げた。先制された日本は前半10分にナンバー8の姫野和樹(トヨタ)がトライを奪い、その後に2トライを加えて18-13で折り返した。後半も一時リードを許したが、18-20の12分にWTBナイカブラ(BL東京)のトライで逆転した。24日には欧州遠征最終戦でイングランドと対戦する。

 苦しみながらテストマッチで4試合ぶりの勝利を飾った。数的不利の時間帯を克服して、気落ちせず攻めの姿勢を貫いた。エディー・ジョーンズHCは「いい結果。200キャップ以下の若いチームが、ファイトし続けたことがよかった」と高く評価した。

 強豪との戦いから学んだ反省を生かした。先月末のオールブラックス戦では、前半21分の逆転トライがビデオ判定で取り消されると、動揺してハーフタイムまでに29失点。指揮官がメンタル面の未熟さを指摘していた。この日も5-10の前半23分、WTB浜野の同点トライが幻となったが、今度は引きずらない。32分に再び浜野が右サイドを駆け抜けて逆転トライだ。

 前半終了間際には主将のSH斎藤がシンビン(一時退場)となり逆転されたが、後半12分にナイカブラのトライでひっくり返す。後半26分にもディアンズがレッドカードで再び窮地に陥るも、残り時間を何とか耐え抜いた。難しい展開での対応力が光り「一歩、前に進めた」と指揮官。次戦のイングランド戦へ、さらに成長を続けていく。