「阪神秋季キャンプ」(17日、安芸) 阪神の中野拓夢内野手(28)が来季の巻き返しへ向けて、秋季キャンプでつかんだ手応えを口にした。 昨季は164安打で最多安打のタイトルを獲得して打率・285を記録したが、今季は同・232。今秋は打撃修正…
「阪神秋季キャンプ」(17日、安芸)
阪神の中野拓夢内野手(28)が来季の巻き返しへ向けて、秋季キャンプでつかんだ手応えを口にした。
昨季は164安打で最多安打のタイトルを獲得して打率・285を記録したが、今季は同・232。今秋は打撃修正に取り組み、最終日もフリー打撃の合間に、構えた時のバットの位置を何度も確認。「今年の成績も踏まえて作り直すというか。いろいろと試しながらできたし、良かった」と復活へヒントを得た。
練習では藤川監督の期待に応え、若手をけん引した。初日から全体練習前にはメイングラウンドの外野をランニング。準備や姿勢など背中で見せた。
言葉でも伝えた。二遊間でコンビを組んだ山田は「すごい気にかけてくれた」と感謝。V戦士として若手に経験を還元した。「監督も『楽しく』というふうにおっしゃっていたので。いい雰囲気の中でできた」とチームの成長を感じ取った。
「ここからは自分でどうするか。しっかりと追い込みながらやりたい」。自身にも若手にも言い聞かせるように話してキャンプを打ち上げ、オフへ気持ちを切り替えた。