第103回全国高校サッカー選手権東京都予選の決勝が16日、世田谷区の駒沢陸上競技場であった。Aブロックは帝京が2―1で国学院久我山を破り、15年ぶり35度目の優勝を飾った。Bブロックでは、昨年度の全国大会4強の堀越が実践学園を3―2で破り…

 第103回全国高校サッカー選手権東京都予選の決勝が16日、世田谷区の駒沢陸上競技場であった。Aブロックは帝京が2―1で国学院久我山を破り、15年ぶり35度目の優勝を飾った。Bブロックでは、昨年度の全国大会4強の堀越が実践学園を3―2で破り、2年連続6度目の優勝を決めた。2校は12月28日に開幕する全国大会に東京代表として出場する。

 全国選手権大会6度の優勝を誇る帝京は同点の後半39分、途中出場のMF土屋裕豊(3年)がPKを決めて勝ち越した。土屋は「全国で一番FKが上手いと思っている。(全国でも)しっかり得点したい」。

 堀越と実践学園は1―1で延長へ。延長前半に失点した堀越は前半終了間際に森奏(かなで)(3年)のヘディングシュートで同点に追いつくと、延長後半、FW三鴨奏太(2年)が決勝点を挙げた。2ゴール1アシストの三鴨は「(延長に入ってからは)押し込めば勝てると思ってやった。堂々とプレーできた」。(中村英一郎)

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 帝京・砂押大翔(はると)主将  頼りになる2人が決めてくれた。何年ぶりとか相手がどうというのは意識しないようにしていた。サッカーを楽しむ、勝ちたいという気持ちをピッチにぶつけられたと思う。(全国では)優勝しか考えていない。

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 堀越・竹内利樹人主将  先制後、苦しいところが多かったが、最後はやりきることができた。(全国大会は)自分たちの特徴をどれだけ押しつけられるかの戦い。目標は「無失点勝利」。まずは守備からしっかり入りたい。