第104回全国高校ラグビー埼玉県予選の決勝が16日、熊谷市の熊谷ラグビー場であった。昌平が熊谷工に45―12で勝ち、2年ぶり5度目の全国大会出場を決めた。 昌平は前半2分、ゴール前スクラムから小林利仁選手(3年)が先制のトライ。同5分には…

 第104回全国高校ラグビー埼玉県予選の決勝が16日、熊谷市の熊谷ラグビー場であった。昌平が熊谷工に45―12で勝ち、2年ぶり5度目の全国大会出場を決めた。

 昌平は前半2分、ゴール前スクラムから小林利仁選手(3年)が先制のトライ。同5分には山口廉太選手(3年)が相手の防御を抜け出して左にトライを決めた。その後も攻め続け、前半、計5本のトライで突き放した。

 熊谷工は前半24分、モールから押し込んで関口知弥選手(3年)がトライ。後半は冨田将生選手(2年)が相手のこぼれ球をすかさずドリブルで運び、そのままトライするなど食らいついた。

 昌平の白鳥蓮主将(3年)は「優勝は素直にうれしいが、あくまでここは通過点。花園ではベスト8を目標に戦いたい」。熊谷工の小澤勇斗主将(3年)は「きつい展開が続いたが、声をかけ合って最後までボールへの執着心を捨てなかった」と話した。(山田みう)