◆第104回全国高校ラグビー兵庫県大会 ▽決勝 報徳学園36―8関西学院(16日・神戸ユニバー記念競技場) 決勝が行われ、報徳学園が関西学院を下して4大会連続50度目の優勝を果たした。12月27日開幕の全国高校ラグビー大会(大阪・花園ラグビ…
◆第104回全国高校ラグビー兵庫県大会 ▽決勝 報徳学園36―8関西学院(16日・神戸ユニバー記念競技場)
決勝が行われ、報徳学園が関西学院を下して4大会連続50度目の優勝を果たした。12月27日開幕の全国高校ラグビー大会(大阪・花園ラグビー場)出場を決めた。
雨空の下でノーサイドの笛が鳴り響くと、報徳学園のメンバーは喜びを爆発させた。6年連続同一カードとなった決勝では、序盤に握った主導権を最後まで相手に渡さず快勝。2トライと5ゴールの活躍を見せたFBタウファ・テビタ悦幸(よしゆき、3年)は、「いい機会に花園の切符を勝ち取れて、すごくうれしい」と、節目の白星に白い歯をこぼした。
父・統悦さんは11年ラグビーW杯の日本代表で、現役時代は主にFLとして通算代表キャップ数22を記録。だが、5歳で競技を始めた悦幸は「キックやキャッチの練習など、父にはバックスとして育てられた。(父自身が)できないからかな?」と苦笑いを浮かべた。そんな父とは毎試合後、自宅ソファで自身のプレー映像を見返しながらの“反省会”を実施。「ちょっとしたアドバイスが、今のプレーに全部つながっている」と感謝を口にする。
2大会前の花園決勝では、東福岡に10―41で敗戦。当時は1年生ながら、その試合に出場したタウファは、「自分はチームの中心。一戦一戦、しっかり戦いたい」と、リベンジの初優勝へ力を込めた。