◆男子プロゴルフツアー ダンロップフェニックス 第3日(16日、宮崎・フェニックスCC=7042ヤード、パー71) 4打差2位で出た2014年大会覇者の松山英樹(LEXUS)は4バーディー、1ボギーの68で回り通算13アンダーで、トップと7…
◆男子プロゴルフツアー ダンロップフェニックス 第3日(16日、宮崎・フェニックスCC=7042ヤード、パー71)
4打差2位で出た2014年大会覇者の松山英樹(LEXUS)は4バーディー、1ボギーの68で回り通算13アンダーで、トップと7打差の3位に後退した。米下部ツアー3勝のマックス・マクグリービー(米国)が65と伸ばし、20アンダーで単独首位を守った。
松山は降り続いた雨に髪の毛を濡らしながら、「大変な一日だった」と振り返った。「(トップの)マックスが伸ばしていたので、早めに何かいいきっかけをつかんで5打差ぐらいまで詰められればなと思っていたけど、なかなか思うようにいかなかった。13、14で(バーディーを)取れたけど15、16は取れなかった。差は開いてしまったけど、明日いいプレーをしたいと思う」と気持ちを切り替えた。
ショットが乱調だった前半、粘り強くパーセーブを続けた。6番パー3でグリーンを外したが、2メートルをねじ込んた。7番パー5では、ドライバーショットが右林の深い場所へ。セカンド地点に到達した松山は、右隣の5番のフェアウェーに出すことを選択した。林越えの第3打はピンまで156ヤード。9番アイアンでグリーン右手前まで運び、2メートル半を沈めてパー。続く8番でピン手前4メートルのバーディーパットを決めた。流れを呼び込んだように見えたが、なかなか後が続かなかった。
「ショットは前半悪かったけど、12番ぐらいからよくなりそうな雰囲気はあった。それでもよくはなっていない」と厳しい表情を崩さない。最終18番パー5は、2メートル半の下りを入れてバーディーで締めた。大会最多逆転優勝は1984年のスコット・シンプシン(米国)の7打。米ツアー9勝目を挙げた2月のジェネシス招待では、最終日を6打差7位からスタートして逆転。最終的に2位に3打差をつけた。「60台前半のスコアを出さないとチャンスはないと思うので、そこに照準を合わせて頑張りたい。しっかりと、自分の完璧なゴルフをしないとチャンスはない」。この日もホールアウト後に練習場に向かい、雨に打たれながら球を打ち続けた。