◆大相撲九州場所7日目(16日、福岡国際センター) 大関・豊昇龍(立浪)は、東前頭3枚目・阿炎(錣山)に敗れて7日目に土がついた。やや立ち遅れた大関は、相手ののど輪にのけぞり、前に出ようとしたところを引き落とされた。 同じく初日から6連勝中…

◆大相撲九州場所7日目(16日、福岡国際センター)

 大関・豊昇龍(立浪)は、東前頭3枚目・阿炎(錣山)に敗れて7日目に土がついた。やや立ち遅れた大関は、相手ののど輪にのけぞり、前に出ようとしたところを引き落とされた。

 同じく初日から6連勝中だった東前頭15枚目・阿武剋(阿武松)も、西前頭16枚目・尊富士(伊勢ケ浜)に寄り切られて初黒星。7日目に無敗力士が消えた。

 大関・琴桜(佐渡ケ嶽)は、西前頭3枚目・熱海富士(伊勢ケ浜)を上手投げで破って1敗を守り、トップに並んだ。熱海富士は3連敗。

 新大関・大の里(二所ノ関)は、西前頭2枚目・宇良(木瀬)を押し出して5勝目。下から攻めようとする業師を寄せ付けなかった。

 1敗対決となった東前頭3枚目・隆の勝(常盤山)は、西前頭7枚目・御嶽海(出羽海)を寄り切って6勝目。6日目の取組で左肩と腰付近を強打して救急搬送された御嶽海は強行出場したが、力なく土俵を割った。

 東前頭11枚目・玉鷲(片男波)は、東前頭9枚目・翠富士(伊勢ケ浜)を押し倒して4勝目(3敗)を挙げて白星先行。立ち合いで相手の変化に惑わず、冷静に対処した。この日が40歳の誕生日で、節目の土俵を白星で飾り、「三役に戻りたい気持ちで戦っている」と言葉に力を込めた。