「大相撲九州場所・7日目」(16日、福岡国際センター) 大好きな阪神タイガースをしこ名にする東三段目85枚目の朝阪神(高砂)が飛騨野(荒汐)を押し出して3勝目を挙げ、勝ち越しに王手をかけた。頭で当たって相手の左腕を右抱え込んで前へ。さらに…
「大相撲九州場所・7日目」(16日、福岡国際センター)
大好きな阪神タイガースをしこ名にする東三段目85枚目の朝阪神(高砂)が飛騨野(荒汐)を押し出して3勝目を挙げ、勝ち越しに王手をかけた。頭で当たって相手の左腕を右抱え込んで前へ。さらに左のど輪でも攻め立て、一気に勝負を決めた。
師匠の高砂親方(元関脇朝赤龍)が勝負審判を務める前で快勝。「止まらずに前にいこうと思った」と笑顔がはじけた。取組前のアップは抑えめに、気合も入れ過ぎないのが。「勝とう勝とうと思うと負ける。いい感じでリラックスできています」と、自然体で臨んでいることが結果につながっている。
大阪府泉大津市出身。幼少期からプロ野球・阪神の大ファンで、18年春場所で朝塩本から改名した。この白星で今年21勝目となり、恒例の目標である年間勝ち越しにもリーチ。「ケガなく、リラックスしていけたら」と肩の力を抜いて、残り3番に向かう。