【W杯2026アジア最終予選】インドネシア代表 0-4 日本代表(ゲロラ・ブン・カルノ・スタジアム) 【映像】完璧フィニッシュでゴールアピールの瞬間 もはや彼の得点と言っても過言ではない“幻の8戦8発…
【W杯2026アジア最終予選】インドネシア代表 0-4 日本代表(ゲロラ・ブン・カルノ・スタジアム)
もはや彼の得点と言っても過言ではない“幻の8戦8発”となった。日本代表のFW小川航基が日本に先制点をもたらした。これが試合中にオウンゴールに変更されたことでファンも残念がる声を寄せた一方で、SNSでは「嗅覚エグすぎ」と称賛するコメントがあふれた。
日本代表に先制点が生まれたのは35分のことだ。インドネシア代表に苦戦を強いられる中で、自陣最終ラインから攻撃をスタートした。右サイドを持ち上がったMF守田英正から堂安律→鎌田大地→中央の遠藤航へと繋がり、日本の主将は一気に相手陣内へと侵入していく。すると、斜め左まで上がってきたDF町田浩樹が受けてボックス内にパスを送ると、そこに入ってきた守田がターン&ヒールで流すテクニカルなボールを左の鎌田へと預けた。
背番号15はGKと1対1の状況の中でも冷静かつギリギリまでGKマールテン・パエスを引きつけてゴール前へラストパス。そして、仕上げが小川だ。そのお膳立てのボールをダイレクトで合わせて流し込み、日本は前半の終盤にようやく試合を動かすことに成功した。
日本としては、中盤のキーマンである守田や鎌田が組み立てに関わりながら、フィニッシュワークの最終段階でボックス内に侵入する攻撃的な連係によって相手を崩した。と同時に、3-4-2-1システムのワントップとして、小川がきっちり仕留めたことが大きかった。
しかし、一時は実況も小川のゴールをアナウンスしていたものの、その後、アジアサッカー連盟が発表した公式記録が「オウンゴール」に変更。これにはファンも、「自分の点にしたかったよなー」とSNSなどでは残念がる声も寄せられていたが、一方では「嗅覚エグすぎ」「我らが小川航基!」と称賛するコメントも多数集まっていた。
小川が実際に触れたかどうかという微妙なシーンではあったものの、仮に相手が触っていなければ小川が文句なしで決められた場面だけに、解説・中村憲剛氏も「そこに入っていなければゴールになっていない。立派な、素晴らしい崩しだった」と称賛の言葉を残した。
小川はこの試合がA代表で通算8試合目の出場となり、ここまで7ゴールをマークしていた。2019年のE-1選手権の香港戦でハットトリックを決めてからは、今年3月のW杯アジア2次予選で改めてA代表に選ばれ、3試合で4ゴールを挙げていた。驚異的な得点力で森保ジャパンに貢献し、この試合でも“ほぼ8戦8発”の結果を残したと言える。
試合はその後、南野拓実、守田、菅原由勢にゴールが生まれ、アウェイで4-0の完勝。2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第5節を終えて無敗を継続するとともに、2位に7ポイント差をつけて首位を堅持した。
(ABEMA de DAZN/サッカー日本代表)