イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドが、SNSで日本の七五三を祝福する動画を投稿した。だが、あまりに唐突な感が否めない動画に、日本のファンの間では困惑が広がっている。 7歳、5歳、3歳の子どもの健やかな成長を願う七五…
イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドが、SNSで日本の七五三を祝福する動画を投稿した。だが、あまりに唐突な感が否めない動画に、日本のファンの間では困惑が広がっている。
7歳、5歳、3歳の子どもの健やかな成長を願う七五三は、日本の伝統的な行事である。現在では、毎年11月15日に神社や寺に七五三詣でをすることが一般的になっている。
この日本の家庭にとって大事な一日に、海を越えて祝福が届けられた。イングランドの名門、マンチェスター・ユナイテッドが、SNSで選手によるお祝いのメッセージ動画を公開したのだ。
プレミアリーグのクラブは世界的な人気を誇るため、中国の旧正月に合わせて漢字入りのユニフォームを作成するなど、各地域へのサービスに熱心だ。今回の投稿は日本語版だけでのものではあるが、そうした戦略の一環だろう。
オールドトラフォードの一室らしき場所でカメラに向かっているのは、ジョシュア・ザークツィーだ。今夏にマンチェスター・ユナイテッドに加わり、背番号11を与えられた。プレミアリーグでのゴールはまだ開幕戦での1点だけではあるものの、今年に入ってオランダ代表でもデビューを飾った将来性豊かな23歳のストライカーだ。
その若きFWが、日本のファンに向けて懸命に語りかけている。「七五三ですね」などとまじめな顔で話しているのだが、どうにも不思議な感覚があるのは否めない。
■「公式はジルクゼーなの?」
そうした思いが、日本のファンの間にも広がっているようだ。SNSでの投稿には、困惑の声が続いた。
「やばい!w」
「急にぶっこむな(笑)」
「唐突な動画投稿!?」
「ひぃじぃごさん」
「日本の文化まで知るクラブ、さすがですわ」
「七五三ってこんな祝われるものやっけ」
「わろた」
また、ザークツィーという名前の読み方についても話題になっている。本人が名乗っている場面でもザークツィーと言っているように聞こえるのだが、SNSでは「ジルクゼー」と記されており、「公式はジルクゼーなの? 統一して」「公式がジルクゼー呼びなので僕も変えます」と、これまた困惑が広がっていた。
かつてはUEFAチャンピオンズリーグも制した名門だが、サー・アレックス・ファーガソン退任後は、苦しい時間が続いている。現在は13位につけており、先日ルベン・アモリム監督を迎えたばかりの赤い悪魔だが……。また世界的な人気を取り戻せるのか、注目が集まる。