J2ベガルタ仙台は15日、J1昇格プレーオフ(PO)に向けて、仙台市内で練習を再開した。6位で同PO出場を決定させてから3日間の休日があった。リーグ戦中は全く休息が取れなかった森山佳郎監督(57)は「頭も心も追い詰められたなかで、達成感を…
J2ベガルタ仙台は15日、J1昇格プレーオフ(PO)に向けて、仙台市内で練習を再開した。6位で同PO出場を決定させてから3日間の休日があった。リーグ戦中は全く休息が取れなかった森山佳郎監督(57)は「頭も心も追い詰められたなかで、達成感を得て休むことができた。2日間ぐらいは『のぺーっ』となってました」と笑顔で語った。
最終節のホーム・大分戦(10日、2○1)の前日の9日には57歳の誕生日を迎えていた指揮官。この日の練習後には選手やスタッフから祝福された後、報道陣からもお祝いのケーキが渡された。57歳の抱負を聞かれると「選手たちが今年だいぶ寿命を縮めてくれたので、命があとちょっと」と冗談を言いつつ「先のことはあまり考えられないので、J1に昇格ができれば観光とか行きたい」と話した。
ここからはまた気を引き締め、PO準決勝の長崎戦(12月1日、ピースタ)に向けて調整していく。けが人も戦線に復帰しつつあり、総力を尽くして今季の集大成をサポーターに見せる。「選手の動きも軽く、やる気に満ちた表情。長崎には引き分けたら負けで勝つしかないので、1失点に抑えて2点取れるようにしていきたい」。年間順位で3位・長崎より下のため、PO決勝進出には勝利しか許されない。攻守ともに万全の準備を進めていく。(山崎 賢人)