J3に所属するFC大阪は15日、東大阪市内のホームスタジアムで「2025公式戦ユニホーム発表記者会見」を開催した。 FC大阪代表取締役社長の近藤祐輔氏が「2025年は大阪万博で大いに大阪が盛り上がる年。(今季昇格して)J2でこのユニホーム…

 J3に所属するFC大阪は15日、東大阪市内のホームスタジアムで「2025公式戦ユニホーム発表記者会見」を開催した。

 FC大阪代表取締役社長の近藤祐輔氏が「2025年は大阪万博で大いに大阪が盛り上がる年。(今季昇格して)J2でこのユニホームをお披露目して勝ち続けていきたい」と思いをこめた新ユニホームは、大阪府出身の日本を代表するファッションデザイナー・コシノジュンコ氏がデザインを手がけた。サッカーチームのユニホームをデザインするのは、約30年前のV川崎(現東京V)のユニホーム以来、2度目。「一見色というか、パッと見て反応することが大事。スポーツは勝ち負けなので、瞬間的な判断がすごく大切だと思う。チームカラーを基に、強く見せられるようにきれいな色を表現した」と、チームカラーのライトブルーに動きのある黒の縦じまを入れて、グラデーションを生かした立体的な仕上がりに。背番号の字体には三角の切り込みが数か所入っており、同氏は「このために作った、全くのオリジナル(の字体)です。単純ですけれど、どこにもないと思う」と話すなど、こだわりは満載だ。

 さらには「大阪には独特な力があると思う。それを控えめにきちっと何らかの形で表現したかった」と、ホーム用とアウェー用のどちらにも薄く浮き上がるヒョウ柄をあしらい、「世界中ユニホームがあるが『~みたい』というのではなく。独特のものをやるにはそれで強くなくちゃいけない」と、エール。世界を知るデザイナーらしく、唯一無二の仕上がりで、チームの発展を後押しした。